あの頃の自分を思い出すと、正直しんどいです。

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こんにちは、城之内です。

今日は、少しだけ重たい話をします。

でも、誰にでも「できれば思い出したくない過去」があると思うんです。

そしてその過去は、恥ずかしくて、情けなくて、でも“必要だった”時間でもある。

そんなふうに思えるようになったのは、最近のことです。

 

僕は昔、自分のことを「中途半端な人間」だと思っていました。

器用貧乏。
どれもそこそこできるけど、抜きん出たものがない。

 

目立つのが怖くて、人から浮かないように、いつも“70点”で生きていた。

「失敗するぐらいなら、やらない方がマシ」
「無理して頑張って、評価されないと傷つく」
そんな思考がクセになっていたんです。

 

大学時代、みんなが就活に向けて動き出した頃。
僕は、何もしていませんでした。

周囲がスーツを着て、企業説明会に参加しているのを横目に、
家にこもっていました。

 

履歴書を書く気力もなく、
「どうせ落ちるだろうな」って、始める前から諦めていたんです。

 

面接に行っても、うまく話せない。
志望動機なんて、「安定してそうだったから」としか言えなかった。

 

それでも、受かれば御の字。
でも実際は、何十社受けても、全部不採用。

 

次第に、親とも口をきかなくなっていきました。

あの頃の自分に、もう一度会うことができたら、
たぶん僕は、正面から目を合わせられないと思います。

 

何もやっていないのに、
やらなかった理由だけは山ほどあって、
「社会が悪い」「景気が悪い」「運がない」――
ずっと言い訳ばかりしていた。

 

でも今は、それを責める気にはなれません。

なぜなら、あの“何もできなかった時間”が、
僕の底だったからです。

底を知ってる人間は、ちょっとやそっとのことで揺れない。

 

そして、底にいた時間があるからこそ、
今、こうして自分の足で立っている自覚があります。

 

ネット副業を始めた頃、またあの時代の記憶が蘇りました。

「これもうまくいかない気がする」
「途中で挫折するに決まってる」
「続けても誰も見てくれない」

 

でも、あの時と決定的に違ったのは、
“もう一度、同じ場所には戻りたくない”という気持ちがあったことです。

自分を恥ずかしく思うこともある。
「なんでこんなことに時間かけてるんだろう」って、
夜中に自問自答することもある。

 

でも、それでも前に進めるのは、
過去の自分が、あれ以上、情けなくなりようがなかったからです。

 

もし今、あなたが何かを始めようとしているのに、
過去の自分に引っ張られて動けないでいるなら――

大丈夫です。

 

あの頃の自分は、今のあなたの“土台”です。

かっこ悪くて、悔しくて、情けなかった過去は、
誰にも奪われない“人生の下地”になります。

僕はいま、胸を張って「昔はダメだった」と言えます。

 

そして、あの頃の自分がいたから、今の自分がいるとも言えます。

あの時期がなければ、
今、こうして誰かに言葉を届けたいとは思わなかったと思うからです。

 

次回は、少し話を切り替えて、
【ネット副業の世界で、僕が感じた“違和感”】についてお話しします。

実際にやってみて気づいたこと。
「これ、ちょっとおかしくないか?」と感じた数々の出来事。
その上で、僕なりに大事にしている“発信の姿勢”についてお話しします。

それでは、また明日。

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プロフィール

城之内修造

城之内修造

コロナ後遺症で退職。 寝込む日もあって、会社で働くことが怖くなりました。 でも、“今できること”を少しずつ続けて、月5万円の収入に。 体調や環境に不安があっても、自分らしく収入をつくる道はあります。 そんな副業のヒントを、実体験をもとに発信中。

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