「これは正しいことなのか?」と立ち止まった夜の話

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こんにちは、城之内です。

 

これまでいろんな経験をお話ししてきましたが、
今日は、ネット副業を始めてしばらく経った頃、
僕が感じた“ある違和感”について書こうと思います。

これ、もしかしたらあなたも一度は思ったことがあるかもしれません。

 

副業の世界って、外から見るとキラキラしてますよね。

「在宅で月収100万!」
「初心者でも3ヶ月で独立可能!」
「誰でもできる!完全放置で収益化!」

どれも魅力的な言葉です。

 

僕も最初はそういう言葉にワクワクしました。
だって、サラリーマン時代に“頑張っても報われなかった経験”があるからこそ、
「正しく頑張れば報われる世界」に希望を感じたんです。

 

でも、いざやってみると、違和感がじわじわと出てきました。

その違和感の正体は、
「発信されている言葉の多くが、“実態より先に売るための言葉”だった」ということです。

 

たとえば、「完全放置で月収30万円」と謳う案件が、
実際は「毎日SNS投稿が必須」とか、
「人脈づくりにZoom会議参加が必須」だったりする。

 

「再現性100%」という教材を買ってみたら、
「私の成功例を紹介するだけで、実際のやり方は自分で考えてください」だったりする。

そういう“言葉のズレ”に、少しずつ心が疲弊していったんです。

 

でも、それって、業界が悪いわけじゃない。

発信する側にも事情があるし、
「言い方を工夫しないと見向きもされない」という現実もある。

だから、否定するつもりはありません。
僕も“売る側”に回れば、その気持ちは痛いほど分かるから。

 

でも――
それでも、何かが引っかかった。

 

僕は、自分の文章を読み返して、
「これ、今の自分の本心だろうか?」と、
夜中にひとり反芻することがありました。

 

確かに、使っている言葉は“マーケティング的には正しい”。
でも、自分の口から自然に出てくる言葉ではない。

言葉が“自分から浮いている”感覚。

 

これが、僕の抱いた違和感の正体でした。

その頃からです。

 

僕は意識的に、“言葉を戻す”作業を始めました。

・無理して強い表現を使わない

・誰かの言い回しをそのまま使わない

・自分が「言われたらしっくりくる」言葉だけを選ぶ

 

それは、発信の効率を落とすかもしれないけれど、
読み手との距離を縮めるためには、不可欠なプロセスだと思ったんです。

 

僕が目指しているのは、
「読んでためになる」だけじゃなく、
「読んでホッとする」発信です。

知識やノウハウは、検索すれば出てくる。

 

でも、“信頼”は、自分の言葉じゃないと生まれない。

たとえ時間がかかっても、
「この人の言葉なら信じられる」
そう思ってもらえる発信を積み重ねていくことが、
最終的に、一番強いんじゃないかと思っています。

 

だから今、あなたが何かを始めようとしていて、
「この言い方で合ってるかな…?」と悩んでいるなら、
正解を探すよりも、「本音で言ってるか?」を確かめてください。

その方が、結果的に届きます。

 

次回は、ちょっと気分を変えて、
【佐渡での、ちょっと不思議な“出会い”の話】をお届けします。

ネットでは手に入らない、リアルなつながり。
その一言が、僕の副業観を変えた話です。

 

それでは、また明日。

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プロフィール

城之内修造

城之内修造

コロナ後遺症で退職。 寝込む日もあって、会社で働くことが怖くなりました。 でも、“今できること”を少しずつ続けて、月5万円の収入に。 体調や環境に不安があっても、自分らしく収入をつくる道はあります。 そんな副業のヒントを、実体験をもとに発信中。

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