「続ける意味ってあるのかな」と思った夜のこと

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こんにちは、城之内です。
今日もメルマガを開いてくださって、ありがとうございます。

 

今回の話は、副業をやっている人にとっては、きっと“あるある”なんじゃないかと思います。

タイトルの通り、僕がSNSをやめようかと本気で悩んだ日の話です。

 

副業で何かを発信しようとすると、
まず多くの人がTwitter(X)やInstagram、YouTubeなど、
SNSを使うことになります。

 

僕も例に漏れず、Twitterを始めました。
それなりに戦略も立てて、
「ノウハウ→共感→参加型」といった投稿パターンを取り入れたり、
ハッシュタグを工夫したり、
“伸びる投稿”を研究したりしてました。

 

でも――
思ったように、伸びない。

最初は「まだ始めたばかりだし」と思ってたんですが、
2ヶ月、3ヶ月と経っても、
フォロワー数は100人ちょっと。
いいねは1桁、多くて10。

 

そのうち、
「これは意味あるのか?」
「誰に届いてるのか?」と、疑問が湧いてきたんです。

 

ある晩、スマホを握りながら、画面に表示された“0いいね”の投稿を眺めていたとき、
ふと思いました。

「もう、やめてもいいかもしれない」と。

 

自分の言葉が誰にも響いていないように感じる瞬間ほど、
心にくるものはありません。

頑張って書いた。
時間をかけて整えた。
でも、無視される。

「だったら、いっそ書かない方が楽なんじゃないか?」
その夜は、心の奥からそういう声が聞こえていました。

 

でも、翌朝。
とりあえずいつものように投稿だけはしておこうと、
軽く書いた一文を投稿しました。

 

それは、佐渡の朝についての何気ない一文でした。

「今日は霧が濃くて、いつもの山が見えない。
でも、見えなくても、そこにあると信じてる。」

 

その投稿が、少しだけ反応をもらえたんです。

フォロワーも少ないし、バズったわけじゃない。
でも、たった3人の方から、メッセージが届きました。

「その言葉、今の私に刺さりました」
「城之内さんの投稿、いつも静かで好きです」
「なんか、深呼吸したくなりました」

そのとき思ったんです。

「届くって、こういうことかもしれない」と。

 

SNSって、どうしても「数字」で見てしまいがちです。
フォロワー数、インプレッション数、エンゲージメント率。

でも、本当に大切なのは、
“その先にいるひとり”とつながれるかどうかだと思うんです。

たとえそれが3人でも、いや、1人でも、
「この人には届いた」という実感があるなら、
それはもう、十分に価値のある発信です。

 

それからは、あまり数字を見なくなりました。
“数字が伸びる投稿”よりも、
“自分らしくいられる投稿”を優先するようになりました。

 

すると、不思議とSNSの運用が「苦行」ではなく、
「表現のひとつ」になってきたんです。

副業でSNSを使う人にとって、
焦りや孤独はつきものです。

 

「なぜあの人だけ伸びるんだろう」と、比べてしまう日もあると思います。

でも、あなたにしか書けないことが、きっとあります。

それが“目立つかどうか”じゃなくて、
“誰かの朝を、ほんの少し変えるかどうか”を大事にしてほしいなと思います。

 

次回は、ちょっと視点を変えて、
【自分の「人生のペース」を取り戻す方法】についてお話しします。

SNSや副業、社会のスピード感に飲まれがちな今だからこそ、
あえて“ゆっくり進む”ことの大切さを、少しだけ掘り下げてみたいと思います。

それでは、また明日。

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プロフィール

城之内修造

城之内修造

コロナ後遺症で退職。 寝込む日もあって、会社で働くことが怖くなりました。 でも、“今できること”を少しずつ続けて、月5万円の収入に。 体調や環境に不安があっても、自分らしく収入をつくる道はあります。 そんな副業のヒントを、実体験をもとに発信中。

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