初回からこんな話して大丈夫ですか?

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こんにちは、城之内です。

このメルマガに登録してくださって、
本当にありがとうございます。

 

あなたが今、どんな気持ちでこのメールを開いたのかはわかりません。
「何か副業のヒントが得られたらいいな」
「ネットで稼ぐって、実際どうなの?」
「少しでも生活を楽にできたら…」

いろんな思いがある中で、
その大事な時間の数分を、こうして僕に預けてくれたことに、
まず心から感謝したいです。

 

たぶん、あなたも薄々気づいていると思います。
この時代、情報はいくらでも手に入ります。

検索すれば、やり方は山ほど出てくる。
AIも便利だし、YouTubeでも親切な人が丁寧に解説してくれる。

それでもなお、「読まれるメルマガ」「信頼される発信」が存在している理由。

それは、“人間”が見えるかどうかだと、僕は思っています。

最近のメルマガやブログを見ていて、僕はよく思うんです。
「整ってるけど、魂がこもってないな」と。

もちろん、内容は間違っていない。
ノウハウとしても十分だし、構成も流れも完璧。
でも、読み終わったときに、“誰の言葉だったか”が残らないんです。

 

読者って意外と敏感で、
「これはテンプレだな」とか、「無難にまとめただけだな」とか、
そういう“無臭さ”に気づいて、静かに離れていきます。

 

僕がアフィリエイトに出会った2006年当時――
あの頃のメルマガは、ほんとにカオスでした。

誤字脱字はあるし、構成はバラバラ、着地点も見えない。

でも、読んでて面白かった。

 

なぜかというと、「人間が書いている」と感じられたから。

元引きこもりの人が、自分を変えるためにブログを始めた話。
サラリーマンが会社を辞めて、山奥で養蜂を始めた話。
夜の仕事をしていた女性が、自分の過去を赤裸々に語っていた話。

うまく言えないけど、「その人の人生を読んでる」っていう感覚が、強く残っていたんですよね。

 

だから僕は、このメルマガで、
“再び、人の気配を取り戻したい”
と思っています。

 

最初から結論を言えば、
このメルマガは、役立つ情報も出しますが、
それだけじゃありません。

むしろ、それ以上に、
「こんな人生もあるんだな」
「こんな風に働くこともできるんだな」
「この人、なんか好きかも」

そういう、“言葉の熱”を感じてもらえることを、
大切にしています。

僕は、今、佐渡ヶ島という離島に住んでいます。
新潟県の海の向こう、フェリーで2時間半。

夏は虫がすごくて、冬は隙間風が止まらない古民家。
コンビニまでは車で20分。
“便利”とは無縁の場所です。

でも、毎朝、カーテンを開けた瞬間に見える海と空のグラデーションを見ると、
「この島に来てよかった」と思うんです。

……でも、ここに来るまでの僕は、まったく逆の人生を歩んでいました。

東京で働く営業部長。
中堅企業とはいえ、売上数十億の会社で、
バリバリのプレイヤー兼マネージャーでした。

 

朝6時起床。
7時に電車に乗って、8時出社。
メールチェックから始まり、部下の相談、顧客の対応、会議、トラブル対応。
夜はクレーム処理、数字の報告、資料の修正。

帰宅はだいたい深夜1時。
風呂に入って、ベッドに倒れ込んで、また5時間後には起床。

土日も仕事の連絡は当たり前。
寝てるときにLINEの着信音が鳴るのが怖くて、音量をゼロにしてました。
だけど、通知が来てるか気になって、結局スマホは手放せない。

 

当時、妻との会話は、毎日5分以下。
子どもの成長も、スマホのアルバムで知る日々。
それでも、「家族のために稼がなきゃ」と自分に言い聞かせていた。

だけど、それは“稼ぐ”という名の、自滅でした。

 

そして、追い打ちのようにやってきたのが、コロナ感染。

発熱、咳、全身のだるさ。
最初は「ただの風邪でしょ」と思ってたけど、違いました。

回復したあとも、頭がぼーっとして集中できない。
息が上がる。階段がきつい。朝起きるのが怖い。
「なんでだろう?」と思って調べたら、後遺症というやつでした。

 

会社に戻った僕は、まるで“壊れた機械”のような扱いを受け始めました。

「大丈夫ですか?」と言いながら、目は冷たい。
大事なプロジェクトからは外され、
部下にも「なんか頼りないですね」と言われる。

 

最終的には、
「無理せず、一度考えてみたらどうかな」
と“やんわり”辞めさせられました。

崩れました。完全に。

 

でも、その崩壊の中で、
一回全部終わらせてもいいんじゃないか?
と思えたんです。

東京じゃなくていい。
会社員じゃなくていい。
もう“普通”をやめよう、と。

 

佐渡に移住したのは、そんなときでした。
「なんで佐渡?」と聞かれるけど、
正直、明確な理由はなかった。

空気のきれいなところに住みたい。
人が少なくて、静かな場所がいい。
家族とちゃんと顔を合わせて暮らしたい。

そんな想いだけで、物件を探して、現地に足を運びました。

 

初めて島に着いたときのことは、今でも覚えています。

港に降りた瞬間、
潮の匂いと風の音、
空が異様に広くて、深呼吸がやたら気持ちよかった。

「ああ、ここならやり直せるかもしれない」って、思えたんです。

 

そして、ネット副業を始めました。

最初は教材を読みまくりました。
「これが正解です」と言われるやり方を試して、真似して、挫折して。
Twitterで発信を始めても、いいねはゼロ。
ブログを書いても、アクセスは3。全部自分。

 

「向いてないのかな」と思ったけど、やめるのは嫌でした。
どこかで、「自分にも、何か伝えられるものがあるはずだ」と信じたかったんです。

 

そんなある日、
ふと思いつきで、会社を辞めた日のことを書いたメルマガを送ったんです。

「今日は何も役立つ情報はありません」と前置きして、

 

ただ、あの日の悔しさ、虚しさ、そして島に来た経緯を書いた。

そしたら――読者から返信が来たんです。

「今、まさに同じ状況です」
「読んでいて涙が出ました」
「ありがとうございます。明日から頑張れそうです」

僕は、確信しました。

人は、情報ではなく、共感で動くんだ。

テクニックよりも、“人間”を届けること。
それが、一番の信頼につながる。

 

だからこのメルマガでは、
ノウハウの前に、僕という人間を知ってもらいたいと思っています。

あなたが今、
何に悩んでいて、何を変えたくて、
どこに向かおうとしているのかは分かりません。

でも、もし――

・今の働き方に疑問を感じている

・ネット副業に興味があるけど怖い

・人生を立て直したいけど自信がない

そんな気持ちがあるなら、
このメルマガは、きっとあなたにとって“支えの1本”になれると信じています。

 

次回は、
「誰かの真似をして、うまくいかなかった話」
をお届けします。

副業初心者だった頃の、まぬけで恥ずかしい話。
だけど、それがあったからこそ、今の自分があります。

あなたにも、「あ、わかる」と思ってもらえるかもしれません。

 

それでは、また明日。
佐渡より、心を込めて。

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プロフィール

城之内修造

城之内修造

コロナ後遺症で退職。 寝込む日もあって、会社で働くことが怖くなりました。 でも、“今できること”を少しずつ続けて、月5万円の収入に。 体調や環境に不安があっても、自分らしく収入をつくる道はあります。 そんな副業のヒントを、実体験をもとに発信中。

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